中耳炎や咽頭・喉頭炎にかかるとつらいですよね。
病院に行くとオーグメンチンという薬を処方されたことはありませんか?
そのオーグメンチンが2009年1月に販売中止となることが決まりました。
オーグメンチンってそもそもなんの薬?どうして販売中止になったの?販売中止したら代わりになる薬はあるの?などいろいろと気になりますよね。
そこで今回は販売中止の理由、オーグメンチンは何の薬なのか、代替品の有無を調べてみました。
ぜひ最後までみていってくださいね♪
オーグメンチンが販売中止の理由は?
オーグメンチンが販売終了となった理由は新しい薬が発売されたからです。
オーグメンチンの主成分であるクラブラン酸カリウムとアモキシシリンの配合比を見直して開発された薬が2006年1月から発売されたことにより販売中止となりました。
とはいえ発表があっていきなり販売中止になるわけではありません。
経過措置期間といって後発品に移行するまでに緩やかに廃止・変更するための期間があります。
販売中止となってからその期間に移行して完全に販売が終了するのは2010年6月までになります。
また、今回販売中止となるのはオーグメンチンの小児用の顆粒剤です。成人用の錠剤は今後も販売されるので安心してください。
オーグメンチンはなんの薬?
そもそもオーグメンチンは何の薬なのでしょうか?
オーグメンチンはイギリスの製薬会社、グラクソ・スミスクライン株式会社が1985年8月から製造販売している抗生剤です。
ちなみにグラクソ・スミスクライン株式会社はインフルエンザの予防・治療薬であるリレンザの製造販売をしていることで有名な会社です。
オーグメンチンがなんの薬かというと中耳炎、副鼻腔炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、腎盂腎炎などの治療に使われる薬です。主な副作用として下痢などの消化器症状があります。
発売から30年以上、成人用のオーグメンチンはこれからも販売されるのでこれだけ長く使用されている薬があるのは驚きですね!
オーグメンチンの代替品は?
販売中止になるオーグメンチン、その代替品はあるのでしょうか?
販売中止の理由として新しい薬の発売を挙げましたが、その新しい薬クラバモックスが代替品になります。
主成分はオーグメンチンと同じクラブラン酸カリウムとアモキシシリンですが、配合比を1:2から1:14と大幅に変更してオーグメンチンと同じグラクソ・スミスクライン株式会社から製造販売されました。
配合を変更したことで副作用である消化器症状が軽減されるようになっています。
また、顆粒からドライシロップになったので飲みやすくなっています。
ドライシロップは主に小児用に用いられるので、咽頭・喉頭炎、扁桃炎で飲み込みにくい時にお子さんに飲ませやすいので助かりますね。
気になる味はいちご味だそうです♪
オーグメンチン販売中止の理由まとめ!
今回、オーグメンチンの販売中止の理由を調べましたがいかがだったでしょうか?
販売中止の理由は、改良された新薬「クラバモックス」が発売されたからということがわかりましたね。
また、販売中止になるのは小児用のみで成人用は今後も引き続き販売されます。
医薬品は新薬が開発・販売される一方でオーグメンチンのように役割を終えて販売中止になる薬もあります。
新薬の発表は大々的にニュースになりますが、役目を終えてひっそりと販売終了した薬は他にもあるかもしれませんね。
この機会につらい症状を緩和・改善してくれる薬たち、そして飲みやすさや効き目を向上させようと日々努力してくださっている製薬会社の方々にも感謝したいですね。
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